千葉店の催事初日 |
きもの一蔵・千葉店での催事初日です。
1番の目玉は、千葉店初登場の『博多織』。本場の博多から専門の方もみえています。
お話をお伺いしたら、数が少ないので博多以外にこんなに豊富に展示される機会はほとんどない貴重な機会なのだそうです。
『博多帯』がとても有名ですが、時代劇のお侍さんが締めているのは、ほとんどが博多帯とのことで、写真中央手前の帯が代表的な色柄だそうです。お馴染みの帯ですが、賞を受賞した貴重な作品から、ギターの柄などを織り込んだ現代的なものまで一堂に楽しめます。
本場の方に風情ある博多弁でいろいろなお話をお伺いできるので、ご覧になるだけでもとても楽しいですよ。今回は色無地フェアですが、お着物のお好きな方はすでにお持ちの方も多いので、カラー診断をお受けいただいて新しいお色のご提案などもさせていただいています。
お客様の色無地のお色合わせを拝見しながら、反物をじっくりとみせていただくと、地柄もさまざまあり、お色もお好きな色に染めて仕立てられる色無地は、まさにお1人お1人の方のオリジナルなのですね。
結婚するときにお母さまが仕立てて持たせてくれたお着物、お嬢さまの成人式の振袖をご用意されるときにご一緒に仕立てられたお着物、お孫さんの七五三のお宮参りのお着物、もちろん日常にも。お着物は大切な思い出とお気持ちをともに受け継ぐことができるすばらしい日本の文化なのですね。
「母の着物があるので。」「おばさまから素敵な帯をいただいたので。」「あまり着ないから人に差し上げたのよ。」とおっしゃる方も多く、大切なものはしっかりと受け継がれていくその美しい日本の色やお着物に込められたきもちに奥深さを感じました。
呉服屋さんは、馴染みのない方には少し敷居が高く感じるかもしれませんが、このような機会に
気軽にお色と着物文化を楽しんでいただきたいと思います。