祈りの夜 |
やってくれましたね!
昨晩からは祈りの夜でした。仕事から帰宅して週末のお見舞いの準備をしました。脳梗塞で倒れたおばが脳のバイパス手術を受けたものの容態が思わしくないと家族から連絡が入り週末にお見舞いに行くことになりました。
母は知らせを受けて鶴を折りはじめました。私が入院したときも病院に来る度に移動の車内で折った鶴を1羽づつ病室に置いていくのがいつもの習慣でした。手が痛いからと家事の負担を少なくしていたのにおばの回復を祈ってまた折りはじめました
母は何かあると願掛けで密かにお百度参りをしていたり千羽鶴を折ったりと昔ながらの習慣を続けています。姉は「ダイエットをしなくちゃ!」といつも気にかけていたおばにサイズが少し小さなパジャマを用意したとのこと。
私は・・・何か気持ちのこもった明るいきもちになれるものをとデコパージュで花柄のティッシュボックスを作ることにしました。先日急な知らせを受けて病室のおばに対面したときには救急車で運ばれて着の身着のまま身の回りの物を持ってくるのが精いっぱいとの言葉どおり殺風景な病室でした。
身体を起すのもやっとの状況です。生のお花はお手入れができないし介護の方にもとても喜んで頂いているので毎日使うティッシュボックスにお花をあしらってみることにしました。取り急ぎ自宅から持ってきたというパジャマやスリッパはどれもピンク色だったので家にあるペーパーナプキンの中からピンクの胡蝶蘭のペーパーナプキンを選びました。
花ことばは「幸せが飛んでくる」「変わらぬ愛」です。おばのことを思いながらデザインのレイアウトをして日本代表戦の時間を待ちました。この祈りはサッカー日本代表にも通じますように!いよいよキックオフの時間が迫って作品も完成したので身を清めるためにシャワーを浴びて出陣です。
一瞬たりとも目が離せないすばらしいゲームでしたね。感動して涙がでそうになりました。途中、携帯のワンセグ鑑賞に切り替えてコンビニに寄ったら店員さんが「今、どうなってますか?仕事中だからすごく気になってるけど観られないんで・・・」とソワソワ。この時間もお仕事中の人もたくさんいるんですよね。
きょうは朝からライブで観るか否か仮眠をいつ取るかそんな話がご挨拶代わりでした。別れ際には「応援がんばりましょうね!」が合言葉になりました。なんだか1つの話題で日本全体が盛り上がって一体感を感じました。
「でもちょっと厳しいよね・・・」なんて弱気発言をする人をみつけると「そんな弱気じゃ勝つものも勝てないです!気持ちが負けてると結果につながらないから選手たちを信じて応援しましょう!」なんて真剣です。「私が観るといつも負けちゃうから今日はあえて観ない方がいいかなと思って」という人には「今日は大事な試合なのでそういう方は今日はご遠慮ください!」と笑いのたえない1日でした。
日本からの声援が後押ししてくれたことはもちろんですが選手たちの日頃の練習の成果が華開いて世界の大舞台でその実力を十分に発揮してくれたことが何よりもうれしく感じました。チームの結束力・気迫あふれるフェアプレーが最近げんきのなかった日本全体に夢と希望を与えてくれましたね。
世界に挑む日本代表をこれからも全力で応援しましょう!興奮さめやらぬ中ですが結果を伝えるニュースにひたる余裕もなく今度は仕事に向かう時間が迫っています。このうれしさに比べたら徹夜なんてなんのそのです。幸運にも金曜日です。喜びにひたりながらあと1日はりきって乗り切りましょう!