余韻の楽しみ |
ホームパーティーの後の後片付け・・・なんだかウキウキ楽しいので好きです。
お祭りの後のような高揚感と幸福感に包まれて思わず笑顔になってしまうひととき。盛り上がり過ぎて気がつけば終電間近!『お片付けできなくってごめんね~!』なんて慌てて駅までお見送りすることもしばしばです。その後に洗い物を片付けながら改めて幸せを感じるひとときです。
わが家は昔から人が集まる家でした。お盆やお正月をはじめいつもたくさんのお客さまが来てくれるので家族だけでゆっくり過ごしたことは1度もありませんでした。母はお迎えする1週間位前になるといつもノートに当日のお料理を書き出して酒屋さんにお酒の配達を頼みます。『お料理何がいい?』とあれこれ書き出しては買い出しの確認をしていました。大人になって気がつくと同じことをしている自分がいたりするから不思議なものです。
当日は朝から晩まで次から次へとお客さまがいらっしゃるのでこどもたちも重要なお手伝い要因でした。お料理やお酒を運んでお客さまの集まる和室とキッチンを行ったり来たり息つく暇もありませんでした。
そうして夜中にさいごのお客さまをお見送りした後、今度は母と姉と3人で後片付けがはじまります。真夜中に女3人キッチンでおしゃべりをしながら山のようなお皿を洗うのがいつもの風景でした。パーティーの後の余韻にひたるのはこどもの頃からのしあわせな時間と重なるせいかもしれません。
人の集まるにぎやかな家はいつも明るい笑顔に溢れていました。