千葉での催事最終日 |
きもの一蔵・オンディーヌ千葉ショールームの振袖フェア最終日です。
今日も大変な混雑でした。着付けの先生のお色合わせのお手伝いをさせていただきながら勉強させていただいています。振袖と帯のコーディネートで印象がまったく違うものになりますが更に半襟・重ね襟・帯揚げ・帯留めなど色を重ねて行きますから色合わせはとても大切です。
さし色として引き締めるのも良いですし優しい色合わせで全体をやわらかい印象にまとめるのも良いですね。お嬢様のお好みに合わせてお選びしてご感想をお伺いしながら進めていきます。古典柄かモダン柄?お好きな色や柄は?バラが好き、ハートが好き、キラキラが好き・・・お好みはさまざまですからお1人お1人のオリジナルのコーディネートが完成します。
最終的にお決まりのスタイルを拝見するとどのお嬢様もご自分にお似合いのスタイルを上手に選ばれています。そして『会場で人と同じはいや!』『目立たないと!』と実に個性的です。重ね襟にラインストーン・帯揚げにはフリル・帯留めはキラキラとかわいらしさが溢れています。
振袖と聞くとどうしても古典のイメージの強いお母様方は『私の時代はこんなのなかったから、お母さんはこっちの方が好きなんだけど・・・』『おばあちゃんが見たら夜のお仕事の人みたいでびっくりしちゃうわ』なんて最初は戸惑っていらっしゃる方も多いのですが『着るのは自分だから好きなものを選びなさい。その変わり自分で決めたんだから後から色々言わないでね。』と寛大です。
いろいろ迷いながらも最終的に好きなものを選ばれてうれしそうな笑顔のお嬢様のお顔を見てお母様もほっとしたような笑顔でお帰りになります。やっぱり『好き』なきもちには勝てませんよね。お着物のお色合わせは本当に奥が深いですね。お洋服のコーディネートのように色彩学の理論が単純にあてはまらない所がまた面白いのです。
お昼を食べる余裕もなく随分遅くなってから着付けの先生とご一緒に短い休憩となったのですが『お仕事柄やっぱり色合わせが頼りになって助かるわ。普通だとなかなか思うような色を持ってきてもらえないものだから。』とお褒めの言葉をいただいて恐縮しつつもますます色の世界の面白さを感じた振袖フェアでした。
若くてきれいなお嬢様たちがさらに美しく変身するお手伝いをさせて頂けたことを幸せに感じます。